田植えもほぼ終わり、水田は水を湛え、青々とした苗が日差しを受けて益々生き生きとして見ることができる季節になってきました。
この水田の水ですが、田植えの時期、相当な水量を安定して必要とされることから、先人たちは知恵を絞って、その確保に努めてこられました。
蔵王山水苑に来る道中にそのための特別な施設があることをご存知でしょうか?
「疣岩(いぼいわ)円形分水工」は、円田字立沢前(棚村)地内の県道沿いにあり、遠刈田発電所で発電用に使った澄川の水の一部をこの分水工に放流し、蔵王町から村田町の水田に水を引いている澄川用水路に7割、大河原町の水田に水を引いている黒沢尻用水路に3割、水を分水しています。
構造としては、円筒状の設備の中心部に用水を湧き出させ、円筒外周部から越流、落下する際に規定の割合に分割される仕組みとなっているそうです。
施設ができて80年以上経過していますが、歴史的土木施設として、平成24年に土木学会より選奨土木遺産と認められたそうです。
駐車できるスペースもありますので、ぜひ一度ご覧頂ければと思います。


