「囲われた街・買う安心」

先日、朝日新聞「ルポにっぽん」に興味深い記事が載った。
「囲われた街・買う安心」と題して兵庫県芦屋市のとある住宅地が高さ2mを超えるフェンスと塀で囲まれ正面ゲートの脇で24時間体制の警備員が管理をしている。
日本初のゲーテッド、コミュニティー(要塞の街)というらしい。
何でも米国のマリーナ運営会社の日本法人が3年前に分譲を始めたということだ。
フェンス内の住人は「安心安全を買った」「自分の身は自分で守る時代」「夜に警備員の光に安心する」等又、ある住人は「子供だけでは外に出てない過保護かもしれないが、成長に合わせて社会に出すしかない」とも・・・

蔵王山水苑はすでにご案内の通り20年前から日本で最初のワンゲート方式のリモートコントロール管理システムを採用してきた。
多くの別荘地というとまず不在者が多く不用心の為、管理の良し悪しが最終的には優劣のカギを握っていると思う。

しかし、上記のような治安強化的な社会背景と格差社会を当然視する考えが、今の日本を象徴しているのかも。
又、本来共有すべき社会問題に無関心を招き、人と人とのつながりの隔絶等感じるのは私だけか?

山水苑日記 | 2008.11.02 16:36

コメントリスト

  • 吉田さん

    あの話には、記事を読んだ後何ともいえない後味の悪さを感じました。そこに住んでいる人の根拠の無い優越感がプンプン匂います。自分たちの安全を守るため住民以外の人が家の前の道を歩くことを認めないと言うことですが、ではそこの人達は塀の外に出て他の所の住まいの前を歩いたりしないのでしょうか?一生塀の中で過ごすならそれでもいいでしょうが。どんな子供が育つのかと思うとぞっとします。山水苑は丁度いい程度だと思いますよ。落ち葉ですがごみと思う方も居られるでしょうが落ち葉の絨毯と言う表現もあるように季節を感じさせる自然の贈り物だと思うのです。常に掃き捨てると言うのではなく、秋の終わりに綺麗にする事で足りると私は思います。

    2008.11.03 12:19
蔵王山水苑のホームへ
情報誌「やまぼうし」