なぜか東北に魅せられて

なぜか東北に魅せられて

観光協会が民間主導という事でスタッフの一員として参加させて頂き、今や仙台・宮城DCに合わせて各地で盛り沢山の企画合戦の真最中だが、このキャンペーンもあと約1ヵ月で終盤戦に突入といったところだ。
そんな中で改めて東北という土地柄などというものを考えさせられるようになった。
私と東北との関わりは18、9才の学生時代(青森、宮城、福島)から、社会人(青森、秋田、岩手、山形、)となり現在(宮城(特に蔵王)岩手、福島、山形)に至るまで多くの方々にお世話になってきている。
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東北という土地は歴史的には忘れ去られて来た土地で又、明治維新以来「白河以北一山百文」と軽視され全く省みられて来なかった為、一見何もない様な場所に立った時でも「何もない訳がないだろう・・・」等と勝手な想像と自由自在なイマジネーションをかき立たせてくれ「感動」と「楽しみ」を与えてくれる「魅力」ある所だと思う。

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厳しそうに見えるが実は豊かな農林の生活。
ある老人が「何もない町だ」と口では云っているか?
どうしてどうして、口にする食べ物は何と多い事。野菜、山菜、キノコ、果実、木の実、魚、鳥、動物等々、取れたてのうまい物が多彩で都会に住んでいる者にとっては、全くの贅沢でうらやましい限りだ。
又、歴史の「重み」「すごみ」それらを育んで来た山野に生きる人達の「たくましさ」と「思い」がその場所に「怨念」として依然としてずっと残り、それらは「不思議」「神秘」「謎」又は「怖さ」を与えているのかもしれない。
こういう土地も珍しいのではないかという気がしてくる。


次回に続く
山水苑日記 | 2008.11.30 11:18
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