小鳥の巣

おはようございます。先日、苑内のあるオーナー様に小鳥の巣が事務所の近くにあるよとの情報を頂き、さっそく行って見ました。その場所は、いこいの森の鯉がいる池の近くの、電柱のささえに巻かれてある黄色のカバーの中でした。ちょうど大人の目線の高さで、細い割れ目から中をのぞくことが出来ました。中にはヒナが一羽だけいました。後で聞いた話によると、シジュウカラのヒナでもうすぐ巣立ちの頃だとのことでした。野生の生き物はどんなものでも利用するんだなと、感心しました。シジュウカラの子育てというのは、ヒナは両親からエサをもらい巣の中にフンをする。そのフンをそのままにしておくと、汚れるのとその匂いでヘビやカラスなどを呼び寄せるので、シジュウカラの両親はすぐに口にくわえて、外に運び出すそうです。これも外敵から身を守る知恵なのでしょうか。来年も同じところに巣造りをするのか、忘れずに観察をしたいと思っています。

いこいの森 横井様写真提供
山水苑日記 | 2009.06.02 10:27
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情報誌「やまぼうし」