セントラル自動車宮城県進出

おはようございます!今朝の蔵王はどんよりとした曇り空、でも時折雲間から日差しが指すこともあり、なんだかハッキリしない天気です。反面気温の方は少し高めで、最高気温が9℃の予想です。こうなるともう春も間近に迫ってきたなあと感じます。私の場合は重度の花粉症なので、身体の方が真っ先に春を感じています。花粉症の人にとってこれからの季節は一年中で一番辛い季節になると思いますが、一般には「東北の春」というと、みんなが首を長くして待っている季節ではないかと思います。
蔵王山水苑のある宮城県では一つの企業の進出をやはり首を長くして待っているようです。
昨日の河北新聞を読んでいてこんな記事を見つけました。「セントラル自動車、宮城県と立地協定」と言う記事です。
この話は以前からニュースでも何度も取り上げられていて、文字通り既に周知の事実ですが、この度、宮城県庁でセントラル自動車の石井社長、村井宮城県知事、そして受入先である、宮城県大衡村の跡部村長の各当事者が県庁で立地協定の調印式を行ったということでした。
もうここまで来ると、この話が途中で頓挫するということはないでしょうから、県側も一安心と言ったところでしょうか。
さて、ここで興味深いのがセントラル自動車の「移転先選定」の理由です。石井社長はこの記事の中で、移転の理由を「生活環境と物流機能」と言っています。やはり神奈川県からの移転ですから、この二つの条件ははずすことが出来ないことだったのだと思います。個人的な意見を言わせてもらうなら(蔵王に来て欲しかったなあ)というのが私の本音ですが、ここでは敢えてそこには触れず宮城県に進出というだけで「蔵王山水苑」は諸手を挙げて歓迎したいと思っております。
石井社長が言ったように、関東圏へのアクセスの点では、大衡村もこの蔵王町も東北自動車道の沿線ですから絶好の場所だと言えますし、やはり環境の点においても、この宮城県は最高だと言えると思います。さらに記事の中では移転が実現すると300〜400人の雇用が実現できると言っています。もちろんこの数は、地元採用だけでの数字です。このほかに神奈川の方からたくさんの従業員の方々が来るようですし、地元に与える経済効果は計り知れないものがありますねえ!このことが同じ県内の我が蔵王町にもどう波及してくるのか、今から楽しみです。
大衡村と、蔵王町は先ほど言ったように同じ東北自動車道で結ばれていますから、中には蔵王町に住んで大衡村に通勤する人も出てくるかもしれません。そういう方はこの蔵王山水苑では大歓迎です!積極的に応援していきたいと思っています。この春にはネットでキャンペーンも企画しておりますし、今後はこの蔵王に定住して近隣の自治体に通勤する方にも色々な応援のキャンペーンも考えております。元々立地的にこの蔵王町は、近隣の主要な都市(例えば仙台市)にも十分通勤可能な条件が揃っていますから「仕事は都会で、住居は田舎で」という方こそ、この蔵王には住んでいただきたいと思っております。その他にもこの蔵王の住居や不動産のことで分からない事がありましたら、何でも聞いていただけたら嬉しいです。
これからは地方の時代です!空気の良くて温泉があり、食べ物の美味しい蔵王に住んでみませんか?
そして今日もこの言葉で〆(シメ)たいと思います。「皆様!蔵王にございん!」
(苑内いぶきの丘から見た今朝の蔵王の風景)
山水苑日記 | 2008.02.23 10:20 | コメント(0)

ボウリング大会に参加して

先日行われたボウリング大会の感想をご紹介します

壮快感

10本ピンをバーンとはじき飛ばしたときの壮快感。
例え2・3本しか倒せなくても、ガーターだったとしても大勢の仲間と一諸なら笑い飛ばして盛り上がる・・・。
2月16日に行われた山水苑主催のボウリング大会に参加しました。
残念なことに参加者が事務所のスタッフを除けば8名のみ。
なかなか顔を合わせることのない苑内の人とお知り合いになれる親睦会になのに・・・。
毎月のお楽しみ会もいいけれど、回数を減らしたら参加者が増えるのではないかと思いました。

                                     いこいの森 M・M

山水苑日記 | 2008.02.22 11:26 | コメント(0)

三寒四温

ふきのとう

 おはようございます。今日は雪が降っています。風も強く昨日までの暖かさとは違い真冬に逆戻り。でもだんだん太陽も日をさし天気のほうは回復しそうですが、気温の低いのは変わりません。
暖かい服装で風邪などひかぬようお気をつけ下さい。

三寒四温という言葉がありますが、寒い日が3日来れば次に暖かい日が4日来る。これが繰り返されることでだんだん暖かくなり一歩ずつ春に近ずいていくようです。
本来は、真冬の言葉でシベリア高気圧の強弱の周期を言っていたようです。日本では、冬から春にかけてのこの時期、低気圧と高気圧が交互に通ると低気圧が来る前に暖かくなって、通過後寒くなるという周期変化を繰り返すためだそうです。
本当に春を待ち侘びる今日この頃です。

確か昨年もふきのとうを紹介したと思い調べてみると、昨年より1ヶ月も早いふきのとうです。

昨日苑内で撮影したふきのとう
山水苑日記 | 2008.02.21 09:13 | コメント(0)

こけしびなまつり

おはようございます!今朝の気温はー4度、今日は快晴で気持ちよく穏やかな一日になりそうです。
♪♪〜あかりをつけましょ ぼんぼりに
お花をあげましょ 桃の花・・・ともうすぐうれしいひな祭りですが、今日はひな人形ならぬこけしのおひな様をご紹介します。

蔵王町、遠刈田は温泉だけじゃなく伝統こけしの産地でも有名だと言う事をご存知でしたでしょうか。蔵王山水苑から車で約5分程。みやぎ蔵王こけし館には、伝統的な生地細工の歴史や職人の技が光る作品が数々並べられており、こけしは東北地方にだけ生まれ東北地方にだけ育ったという特殊な木地玩具です。また生地師という職業は、日本の各地に存在しているのにこけしだけは東北六県以外には発生していないそうです。伝統こけしは、産地、師弟関係、表現様式などにより東北全域で11の系統に分けられ、中でもいちばん華麗な模様をもつのが遠刈田系のこけしとか・・。
今、桃の節句の特別展としてこけしびなまつりを行っており、形式にとらわれない自由な発想のこけしびなが一堂に展示されています。
こけしびなは、木地びなとも呼ばれ、形はシンプルで同じ様に見えますが、よく見るとそれぞれ表情豊かで、木のぬくもりと素朴な味わいがありつい魅せられてしまいます。
普通のおひな様もいいけど、こけしのおひな様も「かわいいくて」見れば見るほど「あじ」が有っていいなぁと思います。

実演コーナーでは、伝統こけしの製作の模様を見学(土日祝日のみ)することも出来ますし、販売コーナーなどもあり楽しい様ですよ。こけしの里遠刈田そして冬景色の蔵王山水苑へ、みなさんも是非足を運んではいかがでしょうか。また新たな新鮮なおどろきを与えてくれるはずです。

     みやぎ蔵王こけし館(伝統産業会館)
      こけしびなまつり3/23まで
     開 館 9時〜17時(年中無休)
     問い合わせ 0224−34−2385
     http://www1.ocn.ne.jp/~kokeshi

佐藤哲郎さんの作品 かわいいですね・・
山水苑日記 | 2008.02.20 09:45 | コメント(0)

仙南温泉軌道の続き

軽便鉄道

おはようございます!今朝の蔵王も昨日に引き続き晴れ!私の机から毎朝、眺めている蔵王連峰も今日はスッキリとその姿を見せてくれています。

さて、昨日の遠刈田軽便鉄道の続きですが、当時としては地域の発展にそこそこの貢献をしてきたこの鉄道がやがて衰退するきっかけになるのは、実はこの鉄道の発足の時に遡り、既に種がまかれています。
この鉄道の運営会社は昨日も書いたとおり「仙南温泉軌道」ですが、それはあくまで廃止時の名前です。当時この鉄道は2社で運営されており、大河原〜永野までの区間を運営していたのが「城南軌道」と言う鉄道会社。そして永野〜遠刈田までを「仙南軌道」と言う会社がそれぞれを受け持つ形で運転してました。これは話すと、とても長くなりますので端折って話します。
現在の蔵王町や福島の資産家が中心となって発足したのが「仙南軌道」そして大河原町や村田町の資産家が中心となって発足したのが「城南軌道」この2社の利害関係の対立から、長い間県は認可を出せずに時間が流れてしまったそうです。その間に時代は発展し、鉄道が全線を走る頃には近代的な交通網から孤立する存在になっていたようです。やがてこの2社は合併して「仙南温泉軌道」になるのですが、そのときには既に時代の波から乗り遅れた形になっていたんですって!う〜んこの辺は考えさせられますね・・。
今も昔も人々の利害関係は対立するものです。しかし自分の利害ばかりに囚われていると、大局を見失うことになりますね、こうして「木を見て森を見ず」時代の波に飲み込まれていくもののなんと多い事か・・もちろん我が蔵王山水苑常に良い物を、そして常に新しい考えを取り入れて来ましたし、これからもそのつもりです。もちろん大切な物は守った上でのことですが・・。
少し話が逸れてしまいましたが、こうしてこの親しまれた軽便鉄道もやがてその役目を終え、廃止されていきます。しかし当時の人々の記憶には黒煙を吐き出しながらこの雄大な蔵王の自然の中を走る、その勇姿はいつまでも残っていたと思います。そして今私が座っているこの「蔵王山水苑管理事務所」のまさに真下辺りを通っていた線路も、現在の遠刈田温泉にあるホテル「さんさ亭」の駐車場にあった遠刈田駅も現在は記憶と写真の中でしかその面影を偲ぶ物はありません。こうして時代に求められ翻弄され、そして時代の波に呑まれていった「遠刈田軽便鉄道」はその20年の短い歴史に終止符を打つのでした。
どうですか?!私の拙い文章でもとても興味深い話でしたよね?皆様も蔵王の近代史を偲びながら、この遠刈田温泉を訪れてみませんか?普段は思いもしない、ロマンに浸れるかもしれませんよ!もちろん温泉に浸かりながら・・。そして蔵王にいらしたときにはぜひこの蔵王山水苑管理事務所を訊ねてみてください。蔵王について色々とお教えいたします。ご希望なら名所もご案内致しますよ!もちろん、時間があるときですが(私はガイドではなくイチサラリーマンに過ぎませんので悪しからず)(~_~;)
そして最後になりますが、この「仙南温泉軌道」は現在の「ミヤコーバス」の前身です。このミヤコーバスは現在、遠刈田温泉から蔵王山水苑、そして仙台までを高速バスで繋いでいます。これにも私は時代のロマンを感じますねえ・・。
(現在は僅かに往時の駅前通を偲ぶ事しか出来ない)
山水苑日記 | 2008.02.19 19:39 | コメント(0)
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