カマキリは秋になると麩の様な卵を草や木の枝に産みつけるのですが、高い位置に産み付けた時は大雪になるという話があります。研究者によると最大積雪深より高い位置に産卵されているという説もあります。筆者が見つけたオオカマキリの卵鞘は地上から1.5mのムクゲの枝に1個、1.2mのドウダンの枝の間に5個とウッドデッキ上にあった植木鉢の樹高60cmのローズマリーの最上段の枝に1個、ほぼ同じ高さのサンスベリアの葉に一個でした。カマキリ卵説による雪が積もるであろうと思われる位置に相当の差があります。
カマキリの卵鞘の位置とその場所のその年の最大積雪深の間の相関は関係があるとは言えないということになりますが、関係が無いと言い切ることも出来ないと思います。今冬の遠刈田温泉の積雪は?
写真は11月末頃地上に落ちていたカマキリを卵鞘の前において撮影したものです。