旅をするチョウ

旅するチョウ
8月上旬に蔵王連峰刈田岳から大黒天に向かって下山途中に無数の蝶が乱舞している光景に出合いしばらく見とれていました。それからカメラに収めようとしたがなかなかうまくピントが合わず花の蜜を吸っているのを見つけ撮影しました。
12月10日の朝日新聞に“岐阜から奄美へ傷だらけ1110キロ”という記事があり岐阜県下呂市で9月にマーキングして放されたものが高知県で一度捕獲され再び奄美市名瀬で捕獲されその時は羽がぼろぼろになっていたそうです。岐阜から奄美まで40日、目指すところはどこだったのでしょうか?この蝶はアサギマダラと言い、春には北上し秋には南下する「渡り」の蝶として知られている事がわかり、この夏の光景を思い出しました。あの時は北上中?南下中?どちらだったのだろうか?何れにしても今頃は海を渡り暖かい奄美や沖縄を旅している頃でしょうか、今度のシーズンにはアサギマダラを認識の上マーキングの有無等にも注意して観察してみたいと思います。

山水苑日記 | 2008.12.13 10:03
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情報誌「やまぼうし」