なぜか東北に魅せられて

第6話その2


東北の男も女も一旦東京に出ると顔つきが変わってくる。地方から都会へ正に解き放されて自由な顔になって結構危ないまねをして、ボロボロになって帰ってくるか、そのまま都会のゴミとなり葬りさられているのか。それは普段それだけ自分達を縛っているものが多く、特に毎日の生活が縛りつけられており一歩出ると一瞬の内にそれが解けて開放され、縛りが強いとそれに反発して開放のエネルギーが強くなる。これも東北的な要素かもしれない。決して楽しい事が東京にあって苦しい事が東北にあるという事ではないはずだが・・・。

世の中の「循環の法則」に従がって、これまでは東北から、人材や資源をや大量に送り込み都市社会をつくる為、懸命になって働いてきたが、このように文明が成熟し切って目標や目指すべきものを失った時に全てのものが再び東北へと帰ってくると思う。
これからは、本当に東北の時代、田舎の時代がくると考えられる。
どうですかもうさっさと都会におさらばして新しい気持ちを持って新し道をひらいていこうよ。
都会での経験を生かして都市と地方とが融合した地域社会をつくり、東北地方がその使命を果たすような地域づくりに、又、自分の住む町を心から愛し、胸を張って自信と誇りを持って自分の出身地の事を積極的に吹聴出来るように一肌脱ごうよ!!
山水苑日記 | 2009.07.17 10:34 | コメント(0)
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