皆さんこんにちは!今日の蔵王はどんよりとした天気になっています。
今日の話題は「魯迅」です。
中国の思想家で、また小説家でもある人です。皆様はご存知でしょうか?
この魯迅は太宰治の小説『惜別』(せきべつ)の中にも登場しています。私も太宰治は大好きな作家の一人ですが調べたところによると太宰治の作品でも中期の小説のようです。
さて、小説「惜別」の内容ですが、東北大学医学部前身の仙台医専に留学していた頃の魯迅を、東北の一老医師であり、当時の魯迅の親友が語るという設定で、藤野先生・私・周君(魯迅の本名)らの純粋な対人関係を描いた。作中で当時の革命家に対する疑問など魯迅の苦悩を表現している作品です。
ところで今日の話題はなぜ魯迅なの?と疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
実は前述したように魯迅は学生の時代に仙台の東北大学で医学を学んでいました。当時の日本は日露戦争の最中で色々な葛藤の中で魯迅は医学の道から文学の道に転進するのですが、魯迅が学んでいた東北大学のキャンパス内には記念碑なども作られ、今では中国の観光客の観光スポットになっているようです。そういえば、数年前に時の国家主席の「江沢民氏」も訪れたとテレビで見たことがありました。
先日仙台市博物館に行った折に館敷地内にある「魯迅の碑」(記念碑)を見てきました。意外と知られていない仙台ゆかりの人物皆様も機会があれば、行ってみて下さい!!
また太宰治の「惜別」も読んでみて下さい!!
最後に思想家「魯迅」の名言を一つ紹介します。
「うしろをふり向く必要はない。あなたの前には、いくらでも道があるのだから。」う〜ん勉強になる・・φ(..)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AD%AF%E8%BF%85
山水苑日記 | 2010.10.15 13:31 |
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