新型コロナウイルスの感染拡大のため2年連続で通常開催が見送られた8月5日の「仙台七夕花火祭」について、主催する仙台青年会議所(JC)は23日までに、3年ぶりに有観客で実施する方針を決めた。警備強化など感染対策を徹底することで通常開催が可能と判断した。
関係者によると、打ち上げ場所は例年通り仙台市青葉区の西公園付近で調整している。時間は午後7時15分〜8時15分を予定。打ち上げ規模や観覧エリアなど詳細は検討を重ねている。
直近の2019年開催時は1時間に約1万6000発を打ち上げ、約50万人の人出があった。今回は会場周辺で警備を増やすなどし、観客が密集するのを防ぐ計画という。
花火祭は仙台七夕まつり(6〜8日)の前夜祭として1970年から開催。新型コロナの感染が拡大した20、21年は通常開催を自粛したが、伝統を受け継ぐ意味合いで仙台JCが各数百発を打ち上げた。