昨年放映されたNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」を夏の観光促進に生かそうと、宮城県登米市は市内のロケ地を巡る「ドラマ舞台地スタンプラリー」を実施している。ドラマに登場して話題になった特産品3種類が抽選で当たる企画。担当者は「モネの舞台に気軽に立ち寄ってほしい」と呼びかける。
対象施設は、ヒロイン永浦百音(モネ)の下宿先を撮影した寺池園に近いとよま観光物産センター「遠山之里」(登米町)や石ノ森章太郎ふるさと記念館(中田町)、道の駅津山もくもくランド(津山町)、長沼フートピア公園(迫町)。
応募用紙に4カ所全てのスタンプを集めて応募すると、美しい模様が特徴の矢羽根木工芸の弁当箱やボードのほか、油麩(ふ)など登米市の物産品詰め合わせなどが抽選で計50人に当たる。
市は今年を「アフター・モネ強化期間」と位置付け、モネ効果を登米の新たな魅力づくりにつなげることに力を入れている。
その一環としてスタンプラリーを始め、市のPRポスターも刷新した。ドラマでモネの勤め先に設定された長沼フートピア公園の夏をモチーフに、市内在住のイラストレーター野家一行さんが描いた。市内の店舗や観光施設に掲示する。
市シティプロモーション課の担当者は「ロケ地を巡ってモネの世界に触れてほしい。テレビで描き切れなかった登米の魅力も発見してほしい」と話す。
スタンプラリーの応募期間は31日まで。応募用紙は対象施設の4カ所で配布している。連絡先は市シティプロモーション課0220(23)7331。