6日開幕した仙台七夕まつりで、東日本大震災からの復興を願って仙台市の児童生徒が作った約8万5000羽の折り鶴の大型飾りが、青葉区一番町の藤崎前に3年ぶりに登場した。
巨大なつるし飾りのような形の「復興折り鶴」は縦7・4メートル、横6メートル、長さ6・3メートル。3月11日に合わせ、市内の小中学校と特別支援学校計184校で制作された。「子どもたちの復興への祈りが天に届くように」と雲の白と空の青の2色に統一した。
宮城野小4年菅野染(そめ)さん(10)は「初めて見た。想像以上に大きくてきれい。見た人たちに笑顔が広がってほしい」と話した。
市教委の故郷復興プロジェクトの一環。市教委は来年以降も同様の取り組みを検討する。