ここち良い距離感

 最近自宅の周りに住み着いた野良猫が子供を産んだらしく、4匹の可愛い子猫が親猫と一緒にたわむれている光景を見る事が多くなり、そばに近寄ると1m位までの距離で逃げてしまう。痩せた親猫を見るにしのびなくキャットフードをやると「ウウー」とうなりながら距離を縮めてくる。決して触れさせる事を許さずそのくせ餌をねだる。こいつら私を何だと思っているのだろうと思いつつも日増しにその関係がお互い深まってくる。あたり前に思えてくる。いなくなるとつい探してしまう。私もその猫に癒されているのかもしれない。見える所にいるとみょうに落ち着く。山水苑内にもそういった野生の鳥やイタチやタヌキが居るらしい。餌付けしているオーナー様もいると聞く。人間社会にも言える事だが、その他の人格との一定の距離感を持つ事は決して悪い事ではない。あらゆる人や動物との一定の距離感を決めて付き合うと実にここち良いと感じる。相手の心を理解する事につながると思う。

今回の一言
     「人間には決して触れてはならない事がある。」

山水苑日記 | 2008.07.09 09:39
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情報誌「やまぼうし」