伊達家御殿湯 大湯 金泉堂完成
湯元 不忘閣
天文15年1546年、伊達藩主の御殿湯として建設された大湯。選りすぐれた匠たちよる古代伝統構法を用いての復元工事を、二年の工期をへて完了いたしました。古い石組みの浴槽には手を付けず保存し、政宗公が入浴した当時そのままの姿で残しました。木材は全て青森ひばを使用いたしました。また、内壁の土は、茶室の炉壇を造る土で京都の稲荷山より運び込まれました。この土は炭が入ると熱で赤く変色いたします。今から百年前、青根大火災で焼失した大湯、火ぶせの意味もこめ壁下部を火であぶり古色なベンガラ色に仕上げました。この上質ないにしえの空間をぜひお楽しみ下さい。
山水苑日記 | 2008.07.31 11:26 |
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