三寒四温

ふきのとう

 おはようございます。今日は雪が降っています。風も強く昨日までの暖かさとは違い真冬に逆戻り。でもだんだん太陽も日をさし天気のほうは回復しそうですが、気温の低いのは変わりません。
暖かい服装で風邪などひかぬようお気をつけ下さい。

三寒四温という言葉がありますが、寒い日が3日来れば次に暖かい日が4日来る。これが繰り返されることでだんだん暖かくなり一歩ずつ春に近ずいていくようです。
本来は、真冬の言葉でシベリア高気圧の強弱の周期を言っていたようです。日本では、冬から春にかけてのこの時期、低気圧と高気圧が交互に通ると低気圧が来る前に暖かくなって、通過後寒くなるという周期変化を繰り返すためだそうです。
本当に春を待ち侘びる今日この頃です。

確か昨年もふきのとうを紹介したと思い調べてみると、昨年より1ヶ月も早いふきのとうです。

昨日苑内で撮影したふきのとう
山水苑日記 | 2008.02.21 09:13 | コメント(0)

こけしびなまつり

おはようございます!今朝の気温はー4度、今日は快晴で気持ちよく穏やかな一日になりそうです。
♪♪〜あかりをつけましょ ぼんぼりに
お花をあげましょ 桃の花・・・ともうすぐうれしいひな祭りですが、今日はひな人形ならぬこけしのおひな様をご紹介します。

蔵王町、遠刈田は温泉だけじゃなく伝統こけしの産地でも有名だと言う事をご存知でしたでしょうか。蔵王山水苑から車で約5分程。みやぎ蔵王こけし館には、伝統的な生地細工の歴史や職人の技が光る作品が数々並べられており、こけしは東北地方にだけ生まれ東北地方にだけ育ったという特殊な木地玩具です。また生地師という職業は、日本の各地に存在しているのにこけしだけは東北六県以外には発生していないそうです。伝統こけしは、産地、師弟関係、表現様式などにより東北全域で11の系統に分けられ、中でもいちばん華麗な模様をもつのが遠刈田系のこけしとか・・。
今、桃の節句の特別展としてこけしびなまつりを行っており、形式にとらわれない自由な発想のこけしびなが一堂に展示されています。
こけしびなは、木地びなとも呼ばれ、形はシンプルで同じ様に見えますが、よく見るとそれぞれ表情豊かで、木のぬくもりと素朴な味わいがありつい魅せられてしまいます。
普通のおひな様もいいけど、こけしのおひな様も「かわいいくて」見れば見るほど「あじ」が有っていいなぁと思います。

実演コーナーでは、伝統こけしの製作の模様を見学(土日祝日のみ)することも出来ますし、販売コーナーなどもあり楽しい様ですよ。こけしの里遠刈田そして冬景色の蔵王山水苑へ、みなさんも是非足を運んではいかがでしょうか。また新たな新鮮なおどろきを与えてくれるはずです。

     みやぎ蔵王こけし館(伝統産業会館)
      こけしびなまつり3/23まで
     開 館 9時〜17時(年中無休)
     問い合わせ 0224−34−2385
     http://www1.ocn.ne.jp/~kokeshi

佐藤哲郎さんの作品 かわいいですね・・
山水苑日記 | 2008.02.20 09:45 | コメント(0)

仙南温泉軌道の続き

軽便鉄道

おはようございます!今朝の蔵王も昨日に引き続き晴れ!私の机から毎朝、眺めている蔵王連峰も今日はスッキリとその姿を見せてくれています。

さて、昨日の遠刈田軽便鉄道の続きですが、当時としては地域の発展にそこそこの貢献をしてきたこの鉄道がやがて衰退するきっかけになるのは、実はこの鉄道の発足の時に遡り、既に種がまかれています。
この鉄道の運営会社は昨日も書いたとおり「仙南温泉軌道」ですが、それはあくまで廃止時の名前です。当時この鉄道は2社で運営されており、大河原〜永野までの区間を運営していたのが「城南軌道」と言う鉄道会社。そして永野〜遠刈田までを「仙南軌道」と言う会社がそれぞれを受け持つ形で運転してました。これは話すと、とても長くなりますので端折って話します。
現在の蔵王町や福島の資産家が中心となって発足したのが「仙南軌道」そして大河原町や村田町の資産家が中心となって発足したのが「城南軌道」この2社の利害関係の対立から、長い間県は認可を出せずに時間が流れてしまったそうです。その間に時代は発展し、鉄道が全線を走る頃には近代的な交通網から孤立する存在になっていたようです。やがてこの2社は合併して「仙南温泉軌道」になるのですが、そのときには既に時代の波から乗り遅れた形になっていたんですって!う〜んこの辺は考えさせられますね・・。
今も昔も人々の利害関係は対立するものです。しかし自分の利害ばかりに囚われていると、大局を見失うことになりますね、こうして「木を見て森を見ず」時代の波に飲み込まれていくもののなんと多い事か・・もちろん我が蔵王山水苑常に良い物を、そして常に新しい考えを取り入れて来ましたし、これからもそのつもりです。もちろん大切な物は守った上でのことですが・・。
少し話が逸れてしまいましたが、こうしてこの親しまれた軽便鉄道もやがてその役目を終え、廃止されていきます。しかし当時の人々の記憶には黒煙を吐き出しながらこの雄大な蔵王の自然の中を走る、その勇姿はいつまでも残っていたと思います。そして今私が座っているこの「蔵王山水苑管理事務所」のまさに真下辺りを通っていた線路も、現在の遠刈田温泉にあるホテル「さんさ亭」の駐車場にあった遠刈田駅も現在は記憶と写真の中でしかその面影を偲ぶ物はありません。こうして時代に求められ翻弄され、そして時代の波に呑まれていった「遠刈田軽便鉄道」はその20年の短い歴史に終止符を打つのでした。
どうですか?!私の拙い文章でもとても興味深い話でしたよね?皆様も蔵王の近代史を偲びながら、この遠刈田温泉を訪れてみませんか?普段は思いもしない、ロマンに浸れるかもしれませんよ!もちろん温泉に浸かりながら・・。そして蔵王にいらしたときにはぜひこの蔵王山水苑管理事務所を訊ねてみてください。蔵王について色々とお教えいたします。ご希望なら名所もご案内致しますよ!もちろん、時間があるときですが(私はガイドではなくイチサラリーマンに過ぎませんので悪しからず)(~_~;)
そして最後になりますが、この「仙南温泉軌道」は現在の「ミヤコーバス」の前身です。このミヤコーバスは現在、遠刈田温泉から蔵王山水苑、そして仙台までを高速バスで繋いでいます。これにも私は時代のロマンを感じますねえ・・。
(現在は僅かに往時の駅前通を偲ぶ事しか出来ない)
山水苑日記 | 2008.02.19 19:39 | コメント(0)

仙南温泉軌道

軽便鉄道

おはようございます!今朝の蔵王は晴れています。この後も雪の予報は出ておりませんが、やはり寒いですね。暦の上では既に春になっていますが、季節はまだまだ冬といったところでしょうか。
ところで、先日私は出張で東京に行ってまいりました。
朝、始発の新幹線に乗り込み、東京駅に降り立ったのは8時半。ちょうどラッシュの時間帯にぶつかった事もあり、たくさんの人込みに揉まれながら、JR線に乗り換えて、目白駅までの道程を満員電車に揺られ(東京の人は大変だなあ)と思いながら、目的地の我が蔵王山水苑の経営母体である「Nコーポレーション」の本社、ニッコンビルに到着したのです。そしてその時には電車通勤には不慣れの私はクタクタに疲れていました。もちろん私が住んでいる蔵王町の主な交通機関は「車」です。しかし、この蔵王にはかつて町を縦断する(当時は町ではありませんでしたが)鉄道が走っていたことを知っている方はあまり多くはいらっしゃらないのではないでしょうか?
これが今日の本題です。
その昔この蔵王町を縦断するように走っていた鉄道、その名も「仙南温泉軌道」(これはこの鉄道の運営会社の名前らしいのですが)、かつて日本の地方都市に走っていた、こういう民間鉄道のことを総称して「軽便鉄道」(けいべんてつどう)と呼んでいたそうです。従って、この蔵王町に走っていた鉄道は別名「遠刈田軽便鉄道」と呼ばれていたそうです。
そこでこの「遠刈田軽便鉄道」について少し調べてみました。
この軽便鉄道は大正17年〜昭和12年までの20年間、現在の大河原町から蔵王町遠刈田温泉までの16.6kmの距離を遠刈田温泉や青根温泉、そして当時は一般にも登山が解禁されたばかりの蔵王連峰へ向う人々、または青根地区で産出していた鉄鉱石を乗せて、走っていたようです。
その煙を出しながら、蔵王連峰に向かい勇壮に走る鉄道の姿を想像するだけで、私などは思わずワクワクしてしまうのですが、この軽便鉄道は何ゆえに生まれ、そして何ゆえに消えていったのか・・そこを考えるとこの蔵王が近代に辿ってきた、文字通り「軌跡」を見るようでとても面白いですよ。
元々この蔵王にある遠刈田温泉は、江戸時代までは目立たない温泉地でした。それが明治期に入ると次第に観光地として人々に定着するようになっていきます。
それにあわせるようにして、それまで未整備だった温泉までに至る道の輸送手段の整備への期待が高まっていきました。
こうした経緯から、色々な変遷を経て、この軽便鉄道が誕生したのです。
この鉄道の一つの特徴として、行きと帰りの早さの違いがあります。この軌道には急勾配が数多くあり、特に遠刈田駅と永野駅(現蔵王町永野地区にあった駅)の間は現在のJR東日本の最急勾配の路線で知られている「奥羽本線の板谷峠越え」に匹敵する勾配があったようです。従って、この区間は下りが僅か15分ほどしかかからなかったのに対して、上りがときに2時間ほどもかかることもあったそうです。そして登れなくなると人力で電車を押す場面も当時はしょっちゅう見受けられたようです。当時を知る人は(今ではとても少なくなりましたが)それを微笑み(苦笑)混じりで語ります。
ではなぜ、この地域に密着した鉄道が消えていかなければいけなかったのか?
それは明日のお楽しみ!あまり長くなると、皆様に飽きられては困りますから(~_~;)
とにかくこうして「遠刈田軽便鉄道」はこの蔵王町遠刈田温泉やこの界隈の地域の発展に、たくさんの貢献をしたのでした。
山水苑日記 | 2008.02.18 18:01 | コメント(0)

ボウリング大会

運動不足解消

 昨日のボウリング大会
土曜日の午後ということもありボウリング場は満員で予約をしていないとできないほどでした。
予約をしていたので直ぐゲームを楽しむことができ、皆さんやる気満々。
年に一度とか初めてボウリングをする方もいて、目的である健康維持、親睦、コミュケーションを図ることができました。
ストライクがでれば盛り上がり、ガーターでがっかり、浮き沈みの激しいゲームで騒いだわけでもないのにのどの調子がイマイチ?あれ騒ぎすぎたのかな・・・
皆さん大声で笑いながらゲームを楽しんでいたようにみえました。笑うことは健康にも良いことですしストレス解消にもなります。
おまけに痩せれば最高なんですが・・・
参加頂いたオーナー様ご協力ありがとうございました。

順位発表にドキドキ!!
山水苑日記 | 2008.02.17 13:30 | コメント(0)
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情報誌「やまぼうし」